『ロシデレ』マーシャの「さーくん」とは?
マーシャが呼ぶ「さーくん」とは
『ロシデレ』シリーズでマーシャが「彼氏」と称する「さーくん」の正体は、実は久世政近のことでした。彼女は政近を親しみを込めて「マサーチカ」と呼ぶこともあり、これが「さーくん」という愛称に短縮されたのです。
マーシャと政近は付き合ってる?
結論からいうとマーシャと政近は付き合っておらず彼氏彼女の関係ではありません。
原作9巻では、マーシャが政近を「さーくん」と普通に呼んでおり、読者からは二人がいつの間にか付き合っていたのかと驚きの声が上がります。
しかし、実際のところ、マーシャが政近を彼氏だと呼んでいたのはある種の誤解から生じたものです。
マーシャの彼氏さーくん真相の解明
その真相が明らかになるのは、原作4巻の夏合宿でのエピソードです。政近と同じ部屋になった夜、マーシャは政近に「彼氏がいるというのは嘘だった」と告白します。
さらに、彼女は「運命の人がいると思う」という考えをポツリと漏らします。
その後、二人は恋愛観について語り合い、深夜まで会話を続けました。
そして、寝る時間になり、通常抱き枕で寝るマーシャは、寝ぼけて政近のベッドに入ってしまうという、彼女らしい可愛らしいエピソードで幕を閉じます。
『ロシデレ』のマーシャと政近の過去の繋がり
マーシャと政近の初めての出会い
政近とマーシャは、互いに初恋の相手として6年前に出会いました。当時、政近は家庭の問題に悩み、公園で過ごしていたところ、ロシア語で話しているマーシャを見つけます。彼女は言葉の壁で孤立しており、泣いていましたが、政近がロシア語で話しかけたことですぐに打ち解け、互いに惹かれあい始めました。
別れと勘違い
マーシャがロシアへ帰国する際、政近に運命の相手なら再び会えるだろうと伝えましたが、政近はその言葉を誤解してしまいます。「あなたは運命の人ではない、だからもう会えない」と受け取り、彼女に捨てられたと思い込み、深い失恋を経験しました。
政近の家庭背景とロシア語
政近は元々「周防」家の後継者であり、両親の離婚後に「久世」家へと移りました。この家庭の変化が、彼の人生に大きな影響を与えています。また、彼はマーシャとの出会いを機にロシア語を学び始め、それが後の彼の人生において重要な役割を果たすようになります。