「俺だけレベルアップな件」(通称:俺レベ)は韓国の小説および漫画作品です。日本語版はオリジナルのストーリーやキャラクターに若干の違いがあるとされていますが、2019年12月には「ピッコマ BEST OF 2019」のマンガ部門で第1位を獲得し、非常に人気のある作品です。
主人公はE級ハンターの「水篠 旬」であり、彼はシステムによって支援され成長していく過程で「自己のみがレベルアップする能力」を手に入れ、脅威の力を持ち、数々のモンスターと戦うストーリーが展開されます。
評判と批判 「俺レベ」は非常に人気のある作品ですが、一部の視聴者からは退屈だとか面白くないという声や、パクリとの指摘も多く寄せられています。
俺だけレベルアップな件と類似する作品について
ハンターハンターのパクリ?
俺レベは物語の中盤あたりで、女王蟻のようなキャラクターが登場します。
このキャラクターがハンターハンターの「キメラアント」に酷似していると指摘されており、パクリではないかという意見がありますが、実際の話の展開は異なるため、パクリではないという見解も多いです。
ワールドトリガーの作品に似ている
俺レベとワールドトリガーの作品が類似しているとの指摘もあります。
俺レベでは異次元と現実世界を結ぶ通路「ゲート」が出現し、ハンターと呼ばれる覚醒者たちがモンスターと戦うストーリーです。
ワールドトリガーも同様に異世界からの侵入者と戦う展開を描いています。
展開の類似点が見られますが、物語の進行や要素においては全く異なる作品であり、それぞれの楽しみ方があります。
興味があれば両方の作品を楽しむこともおすすめです。
俺だけレベルアップな件「気持ち悪い」などの批判
反日漫画の問題点
「俺だけレベルアップな件」(以下、俺レベ)の原作は韓国を舞台にしており、日本を悪役とする反日漫画として知られています。日本では反日的な描写が隠されて販売されているという指摘もあります。
「DFN」という島国が物語中で日本を表現し、差別的な言及が含まれているとされています。この描写に触れた読者の中には驚き、作品を読むのを中止したという声もあります。
タイトルの問題
俺レベに対する批判の一部はタイトルにも向けられています。以下はその一例です:
- 何度見てもタイトルがダサいと感じる
- タイトルが作品の評価を損ねていると感じる読者が多い
- 内容は良いのにタイトルが敬遠されているケースも
タイトルの印象が作品全体に影響を与えていると感じる読者が多く、この点が俺レベに対する批判の一因となっています。
俺だけレベルアップな件の面白くない理由
高価な漫画本
俺レベの原作漫画はフルカラーで、1冊がなんと1000円もします。
カラーなので絵は綺麗ですが、料金が高額でありながら話数が少ないため、値段に見合わないと感じる人が多いです。インクの匂いが気になる人や、1000円は高すぎて手が出せないという声もあります。
このため、読者の中には高額であるために読み進めることができず、面白くないと感じる人も多いようです。
しかし、俺レベにハマった人はその値段でも購入してしまうという意見もあります。
ありきたりなストーリー
「俺だけレベルアップな件」は主人公だけがレベルアップし、強くなっていくストーリーです。
しかし、ゲームでよく見られる展開であり、ストーリーの予測がつきやすく、ありきたりだと感じる声もあります。
- 物語が進むにつれて強さがインフレし、つまらなくなったと感じる読者もいます。
- 主人公の「俺TUEEE」が繰り返される展開に飽きたという意見も。
- 現代に突然「ゲート」が現れ、ハンターがダンジョンでモンスターを狩り金を稼ぐという設定も、ありきたりだと感じる人がいます。
主人公の変化
物語の最初はE級ハンターとして弱小だった主人公が、レベルアップしてS級ハンターとなるにつれ、性格や見た目が不自然に変わることについても批判の声があります。
- 主人公の水篠旬が何を考えているのか理解しにくく、感情移入しにくいと感じる読者もいます。
- 「選ばれし俺」に対して共感できない読者が、主人公の復讐ストーリーについても同様の意見を持っています。
まとめ考察
「俺だけレベルアップな件」は、他の有名な作品と比較されることが多く、特に「ハンターハンター」との類似性が議論の的になっています。しかし、作品の中核や展開は異なるため、単なるパクリではなく、独自の魅力やストーリー展開があると言えるでしょう。
類似性と差異のバランス
作品には必ず類似性があるものですが、それがパクリとなるかは、物語の核心やキャラクターの展開によります。俺レベは確かに一部の要素で他の作品と共通点が見られますが、その先には独自の発展があります。
読者の反応と理解
読者からの反応は様々であり、タイトルの印象や物語の展開に対する意見もさまざまです。高い価格や類似性が気になる人もいますが、それでも作品の魅力に引かれて購入する人も多いことがわかります。
作者はおそらく、俺レベが他の作品と比較されることで、独自性や魅力を理解してもらいたいと考えているのではないでしょうか。作品の奥深さや面白さを感じてもらうために、単純な類似性だけでなく、独自の魅力を伝えたいという思いが反映されていると思われます。