『無職転生』のルーデウスほか登場キャラクターたちの結婚ストーリーについて詳しく解説します!
この作品では多数のキャラクターが結婚を経験しており、それぞれの結婚に至る背景やエピソードが描かれています。
ルーデウスだけでなく、他のキャラクターの結婚事情についても掘り下げていくので、お楽しみに!
ルーデウスの結婚相手について
ルーデウスの複数結婚
『無職転生』の物語の中で、主人公であるルーデウスはヒロイン3人、シルフィ、ロキシー、エリスと結婚します。この作品の世界観において、複数結婚は珍しいことではありませんが、受け入れられる文化や習慣も異なります。
ミリス教の教えと家族の反応
ただし、ミリス教徒には「ただ一人を愛すべし」という教えが存在するため、ルーデウスの複数結婚に対しては家族から苦笑いされることも。特に母親ゼニスの実家であるラトレイア家からは、少し冷たい視線を向けられることがあります。この複雑な家族関係も物語の魅力の一つです。
シルフィとルーデウスの結婚物語
初恋から結婚へ
ルーデウスの最初の妻、シルフィは彼の幼馴染です。
二人はブエナ村で共に育ち、非常に強い絆で結ばれていましたが、共依存の傾向が見られたため、両親によって一時的に引き離されます。
再会と隠された秘密(原作9巻)
その後、数年の時を経て、ラノア魔法大学で偶然に再会します。
しかし、シルフィが髪の色を変え、男装していたため、ルーデウスは彼女を認識できませんでした。
シルフィは内心でルーデウスとの再会を喜びますが、以前の親密な関係を思い出し、自身の正体を明かすことに躊躇います。
愛の告白と結婚(原作10巻)
アリエル王女の助けを借りて、シルフィはついに勇気を出してルーデウスに真実を告げます。
彼女がサングラスを取ることで、ルーデウスはようやく真実に気付きます。シルフィは心の底からの愛を告白し、「ずっと一緒にいたい」と願い出ます。
ルーデウスもその愛を受け入れ、「シルフィと結婚し、守っていく」と宣言します。
新生活と家族の誕生
結婚後、二人は共に新生活をスタートし、幸せな日々を送ります。
ルーデウスはシルフィのために家を購入し、盛大な結婚式を挙げます。
その後のシルフィは、ルーデウスとの間にルーシーとジークという二人の子どもをもうけ、ルーデウスの第一妻として彼を支え続けます。
ルーデウスの二番目の妻:ロキシー
ロキシーの役割とルーデウスへの影響
ルーデウスの二番目の妻であり、かつての家庭教師であるロキシーは、ルーデウスにとって尊敬する存在です。
彼は彼女を神聖視し、彼女のパンツを御守りのように持ち歩くほどであり、彼女の完璧なレプリカの人形を作るなど、彼女に対する愛情を深く抱いていました。
運命的な再会(原作15巻)
物語の進行中、ロキシーはゼニスの救出活動でベガリット大陸の転移迷宮を訪れますが、そこで迷子になってしまいます。
この時、ルーデウスとエリナリーゼが魔法都市シャリーアから救援に駆けつけ、迷宮で危機に瀕したロキシーを救出し、久々の再会を果たします。再会したルーデウスの成長した姿にロキシーは一目惚れしてしまいます。
複雑な感情と結婚への道
ロキシーはルーデウスが既に結婚していることを知り、自分の感情を封じ込めようとしますが、エリナリーゼの仲介とルーデウス自身の決断により、彼女は彼の二番目の妻として迎え入れられます。
その後、ロキシーは二人の娘、ララとリリを出産し、ラノア魔法大学で教鞭をとる一方、ルーデウスの冒険において重要な戦闘メンバーとしても活躍します。
ルーデウスの三番目の妻:エリス
エリスの決意と試練
エリスはルーデウスのもとを離れ、魔大陸での長い旅を経て、自己の無力さを感じた後、剣の聖地で厳しい修行を行う決断をします。彼女は約5年間の修行を経て、剣王の称号を得ることに成功します。
ルーデウスへの再会と手紙
修行を終えたエリスは、ルーデウスからの手紙を受け取り、彼のもとへと向かいます。手紙には一緒に暮らすことへの願いと、既に二人の妻がいることへの理解を求める内容が含まれていました。
オルステッドとの戦い
エリスがルーデウスのもとへ到着したとき、彼はすでにオルステッドとの戦いで敗北し、死にかけの状態にありました。エリスはルーデウスを守るため、オルステッドに挑むものの、その力の差を痛感します。
彼女は自らを犠牲にしてルーデウスを救うために奮闘し、最終的にはルーデウスがオルステッドの配下となることで事態が収束します。
結婚と家庭生活
戦いを乗り越えた後、エリスとルーデウスは互いの気持ちを確認し合い、正式に結婚します。
エリスは家庭生活においても、シルフィやロキシーと比較しながら自分の役割を見つけようと努力しますが、特にルーデウスが出張の際はその護衛を務め、戦闘での活躍を増やしていきます。
また、エリスは息子アルスと娘クリスティーナを持ち、彼らに「大切な人を守る」という価値観を教えています。
ルーデウス周辺以外のキャラクターたちの結婚事情
クリフとエリナリーゼの恋物語(原作9巻)
エリナリーゼはラノア魔法大学に男性と出会う目的で入学しましたが、彼女に一目惚れしたクリフはルーデウスに彼女を紹介するよう依頼します。
クリフはエリナリーゼに対して熱烈な告白をし、「呪いは必ず治すから結婚してほしい」と懇願します。
この申し出により、二人は交際を始め、その後結婚に至りました。
ノルンとルイジェルドの結婚(原作24巻)
魔法大学卒業後、事務員として働いていたノルンは、ルーデウスからルイジェルドとの縁談を持ちかけられ、喜んで承諾します。彼女は小さい頃からルイジェルドに憧れを持ち続けており、その憧れが恋心へと変わっていました。病床のルイジェルドを看病する中で、二人の愛情はさらに深まり、結果的にプロポーズを受け、ルイジェルドの故郷であるスペルド族の村に嫁ぎました。
アイシャとアルスの波乱万丈な恋(蛇足編)
アイシャはルーデウスとエリスの長男アルスと恋に落ち、その関係がルーデウスに発覚した後、家族会議が開かれました。両者は当初反対に遭いますが、アイシャの強い気持ちとアルスの決意により、最終的に二人の関係は認められます。
駆け落ち騒動後に一時的に離ればなれになりましたが、アルスが剣術の修行を終えた後、再び一緒になり正式に結婚しました。