【無職転生】には、さまざまな個性を持つキャラクターが集まっています。それぞれが独特な魅力を持ちつつ、時には「ちょっとついていけない」と感じさせることも。人間一人ひとりが多面的であり、良い面も悪い面も持っているのは自然なことです。
今回、さまざまな情報および見解・偏見をもとに、無職転生のキャラクターの中であまり好きになれないキャラをランキング形式で紹介します。
無職転生・嫌いなキャラランキングTOP10
嫌いなキャラランキングTOP10
1位: 老デウス
老デウスは作品内で「クズの中のクズ」として描かれており、その行動は多くの視聴者に強い嫌悪感を抱かせます。
特にヒトガミの策略によって大切な人々を失い、その後の彼の人生が堕落していく様子は、見るに堪えません。
自己嫌悪を繰り返しながらも、周囲の人々を傷つけ続ける老デウスの存在は、物語に深い影を落とします。
彼の存在が主人公ルーデウスの成長にとって重要であったとしても、その行動は許されるものではありません。
2位: ルーデウス
主人公のルーデウスは、この作品が「無職転生」である理由そのものです。しかし、彼のキャラクターには賛否両論あり、特に幼少期の行動は多くの視聴者に不快感を与えることがあります。
34歳の価値観を持ち込んだ彼の行動、たとえばパンツを被ることや、それを神聖視するなど、多くの疑問を投げかけます。
他人を見下しながらもすぐに自虐に走る彼の性格は、見ていてフラストレーションが溜まるものです。
彼の過去の行動がどうしても批判の的となり、彼を中心に物語が進むことに疑問を感じるファンも少なくないでしょう。
3位: ロキシー
メインヒロインのひとり・ロキシーはルーデウスに対して神聖化フィルターをかけがちですが、基本的には普通の女性です。
彼女の長命種としての行動や思考は、時として人間とは異なる価値観を感じさせます。
特にルーデウスが3歳のときに彼女が見せた行動は、今になって振り返ると驚くほど子供じみていて、彼女の家庭教師としての姿勢にも疑問を投げかけます。
4位: シルフィ
もう一人のメインヒロイン・シルフィは、ルーデウスのために自己を犠牲にすることが多く、「都合のいい女」として描かれることが多いです。
この一途すぎる性格描写は、ルーデウスに魅力を感じない読者には理解しがたいものです。
シルフィの依存体質や受動的な性格は、見ていて不安を感じさせる場面もあります。
5位: ヒトガミ
重要な役割を果たすヒトガミ。彼の話し方には独特の違和感があり、それが多くの人を不快にさせます。
長い間生きてきたにも関わらず、彼の言葉遣いは改善されることがなく、初代龍神やオルステッドといった他の重要人物と話す際も同様です。
彼の行動は生存戦略の一環かもしれませんが、その話し方だけはどうにかならないかと願ってやみません。オルステッドに比べて威厳も劣ります。
6位: パウロ
パウロは、性的倫理観の面で問題を抱えている点が、多くの人にとって受け入れがたい理由です。
彼にはエリナリーゼと異なり呪いはありませんが、困難に耐えることができない性格が彼の行動を大きく左右しています。
特に家族を思う心情は深いものがあり、ゼニスの悲しい状況に対して耐えられず、最終的には自己破壊的な行動に出てしまうことも。
彼の死は、彼自身にとってはある意味で救済だったかもしれませんが、その逃避的な性格が彼を苦手と感じる大きな理由です。
7位: エリナリーゼ
耳長族の美しきエリナリーゼは、長命種としての特性上、年齢に関わらず性的に落ち着かない面があり、その生来の性質が恐怖を感じさせることも。
彼女には呪いが関係しているとされますが、その自由奔放な性格は多くの読者にとっては受け入れがたい部分も。
シルフィの祖母としての役割を思うと、その行動の自由さが矛盾して感じられるかもしれません。
8位: アリエル
アリエル王女は後にアスラ王国の女王となりますが、その性癖には驚かされます。
アスラの王侯貴族たちは一般的に奇特な性癖を持つとされていますが、アリエルの場合、幼少期から顕著な傾向が見られたと言えるでしょう。
サディストでありながらマゾヒストの側面も持ち合わせており、為政者としてはほぼ完璧な彼女ですが、その一方で驚くべき弱点として映ります。
特に公衆の場での過激な行動は、彼女の複雑な性格を象徴しています。
9位: ルーク
正統派イケメンとして知られるルークは、ルーデウスの従兄弟であり、一部の物語ではエリスの夫として描かれていますが、メインストーリーではエリスの興味を引くことはできませんでした。
彼の存在は時に「パウロの同類」と感じさせ、見るに堪えない瞬間も。
アリエル王女への忠誠心だけは真実のものでしたが、それ以外の面では、顔と肩書だけで女性を魅了しようとし、護衛としての実力も乏しいという点で、物語を進行するルーデウスの疑念を呼びました。
最終的には、アリエル王女を守るためとはいえ、暴走してしまうシーンは「これだからノトスは!」と叫びたくなるほどでした。しかし、彼がアリエルに対して示した終生の忠誠は評価できる点です。
10位: パックス
シーローン王国の王子であり、のちに国王となるパックス。彼の人生は「誰もが自分を期待せず、愛さず」という絶望の中、バルコニーからの飛び降りという悲劇で幕を閉じました。子供時代の失敗は擁護しがたいものがあり、ロキシーに対するセクハラやリーリャ、アイシャへの暴力や監禁といった行動は、王族であっても許されるべきではありません。
結局のところ、彼は最後まで反省の色を見せず、苦しい結末を迎えました。ルーデウスにも一定のコミカルさを感じさせることがありましたが、それでも彼とは友情を深めることはありませんでした。