龍幸伸が描くオカルト要素満載のバトル漫画「ダンダダン」は、少年ジャンプ+で連載され、公開されたエピソードはすべて100万回以上の閲覧数を誇る人気作です。
本記事では、作中に登場するダブル主人公の一人であるオカルンについて詳しく解説します。彼の本名やあだ名の由来、さらに変身後の姿や性格についても紹介。
また、オカルンのあだ名の元ネタとなった俳優・高倉健の経歴や、彼にまつわる興味深いエピソードにも触れていきます。
- ダンダダンのオカルンとは?キャラクター紹介とあだ名の由来
- オカルンと綾瀬桃の関係
- オカルン(高倉健)の変身姿について
- オカルンの変身形態と性格の変化
- オカルンの元ネタとなった俳優・高倉健とは?
- 高倉健の不器用エピソード
- ダンダダンのオカルンに関する感想や評価
ダンダダンのオカルンとは?キャラクター紹介とあだ名の由来
「ダンダダン」のダブル主人公の一人であるオカルン。ここでは、彼の人物像や、あだ名の由来について詳しく解説します。
オカルンの本名とあだ名の由来
オカルンの本名は高倉健です。
彼のあだ名「オカルン」は、もう一人の主人公である綾瀬桃によって名付けられました。
オカルンの外見は、坊ちゃん刈りの髪型に丸メガネが特徴的なオタク少年。内向的で卑屈な性格のため、人と自然に接することが苦手です。
内向的な性格と宇宙人への興味
オカルンは幼少期から友人が少なく、宇宙人なら友人になれるかもしれないという淡い希望を抱いていました。そのため、宇宙人の存在を信じて交信を続けていたのです。
しかし、幽霊の存在については信じていません。もう一人の主人公である綾瀬桃とは対照的なキャラクターです。
オカルンと綾瀬桃の関係
出会いと友情の始まり
オカルンと綾瀬桃の関係は、オカルンがいじめられている場面に偶然桃が通りかかり、彼を助けたことで始まります。
その際、オカルンは桃も自分と同じく宇宙人に興味があると勘違いし、UFOについて話題に出したことから二人の間で取っ組み合いの喧嘩に発展しました。
しかし、その後、二人は一緒に行動することが多くなります。
恋愛に疎いオカルン
純粋で恋愛に対して無知なオカルンは、桃に対して抱く感情が恋愛感情であるかどうか迷っていました。
彼のウブな一面が、物語の中でどのように展開していくのかも注目ポイントです。
オカルン(高倉健)の変身姿について
「ダンダダン」の主人公の一人、オカルンこと高倉健。ここでは、オカルンがターボババアとの戦いを通じて得た変身能力と、その姿について詳しく説明します。
ターボババアの呪いで変身したオカルン
オカルンは、桃との「パシリ」を賭けた勝負中にターボババアの攻撃を受け、性器を奪われるだけでなく、体を一時的に乗っ取られてしまいます。
しかし、桃の協力を得て、ターボババアとの駆けっこに勝利したことで、彼女の俊敏な動きを持つ変身能力を手に入れます。ターボババアを除霊した後、オカルンは自らの意思で自由に変身できるようになりました。
オカルンの変身形態と性格の変化
オカルンの変身姿は複数の形態が存在し、各形態によって性格も異なります。次に、それぞれの形態を詳しく見ていきましょう。
第一形態
この形態では、逆立った白髪と歯をむき出しにしたマスクが特徴的です。
ターボババアのような高速移動が可能になりますが、オカルンの性格は極端に悲観的になります。「鬱だぁ」と口癖のようにぼやくのが、この形態の特徴です。
第二形態
第一形態とは異なり、この形態では顔の下半分を覆うマスクが消え、両目の上下に縦の黒い線が現れます。
この形態は、オカルンの精神が高揚したときに発現し、第一形態のネガティブさとは対照的に、非常にポジティブな性格になります。
オカルンの元ネタとなった俳優・高倉健とは?
オカルンの名前の由来は高倉健?
「ダンダダン」の主人公である綾瀬桃は、昭和を代表する俳優・高倉健の大ファンです。彼女は無口で硬派な高倉健のような男性に憧れを抱いており、過去の彼氏も高倉健に似たタイプばかりでした。
物語の中で桃が通り道でいじめられている男子高校生を助け、その名を聞いた瞬間に驚きます。彼の名前があの名俳優・高倉健と同じだったからです。
桃はすぐに彼に「高倉健」という本名を名乗るのを禁止し、代わりに「オカルン」というあだ名を与えます。ここから、桃を虜にする俳優・高倉健について紹介していきます。
俳優・高倉健の経歴
高倉健は、2014年11月10日に83歳でこの世を去った、日本映画界を代表する俳優です。
彼の代表作には「幸せの黄色いハンカチ」や「網走番外地シリーズ」、「鉄道員(ぽっぽや)」などがあり、その業績が評価され1998年には紫綬褒章、2006年に文化功労者、そして2013年には文化勲章が授与されました。
高倉健の不器用エピソード
エピソード1: 本番は一度きり
高倉健は、映画の現場で「本番は一度しか撮らせなかった」と言われるほど、役に対して真剣に取り組む俳優でした。
彼は演技において大切なのはテクニックではなく、人生経験や人間性だと語り、その厳格な姿勢から現場には常に緊張感が漂っていたそうです。
エピソード2: たき火のエピソード
真冬の撮影現場に休みの日にもかかわらず友人である北野武を激励に訪れた高倉健。スタッフがたき火にあたるよう勧めても、「オフで来た自分があたるのは迷惑だ」と断ります。
しかし、高倉健があたらないと他の共演者も近寄れない状況になり、スタッフに懇願されてようやくたき火にあたったという礼儀正しいエピソードが伝わっています。
エピソード3: ナインティナイン岡村への拍手
お笑い芸人のナインティナイン・岡村隆史が映画「無問題」で日本アカデミー賞話題賞を受賞した際、授賞式で「高倉健さんのような俳優になりたい」と発言しました。
会場が一瞬静まり返る中、高倉健は立ち上がって岡村に拍手を送りました。
この行動により、岡村にとって高倉健は永遠の憧れの存在となりました。
ダンダダンのオカルンに関する感想や評価
これまで「ダンダダン」のオカルンに焦点を当てて紹介してきましたが、最後にTwitterのコメントを基にした感想や評価をご紹介します。
オカルンの魅力に気づいていない?
最初に紹介するのは、オカルンの魅力がまだあまり認識されていないというツイートです。
控えめな性格ながら、オカルンは自分の意見をしっかりと伝え、人に気を使える優しさを持っています。
憑依しなくても十分にカッコいいという声もあり、彼の魅力は変身だけではないと感じるファンが多いようです。
「オカルンは、憑依されてなくてもカッコイイのみんな気づいて無さすぎだよね!控えめな性格だけど、自分の意見はしっかり言えるし、気も使えるし、考えることができる子だし!」
キャラクターの座り方に性格が表れる?
次に紹介するのは、物語の中で登場キャラクターたちの性格が座り方に表れているというユニークな視点の感想です。27話では、オカルンが正座をしているシーンがあり、彼のまじめで丁寧な性格を象徴していると指摘する声が上がっています。
「ダンダダンを読むたびに新たな発見がある。27話では、キャラたちの座り方から性格が分かる。正座しているオカルンからは真面目さが伝わるね!」
オカルンの可愛さが溢れるエピソード
最後に紹介するのは、オカルンの可愛さに焦点を当てたツイートです。初めて友達になった桃に夢中で、彼女の美しさに気づかないオカルンの姿が「かわいい」と多くのファンに好評です。
彼の純粋さが伝わるエピソードとして多くの共感を集めています。
「オカルン、モモちゃんが初めての友達で嬉しすぎて、モモちゃんが美形なのに気づかなかったのがかわいい!」