「ダンダダン」におけるセルポ星人は、物語の初期段階から登場し、ターボババアとともに重要な役割を果たしています。このキャラクターは、下ネタや強烈な言動で一瞬にして読者の注意を引く特徴的な存在です。
セルポ星人の声を担当するのは、中井和哉さんです。彼の声は、通常「ゾロ」や「土方十四郎」といったキャラクターで知られていますが、セルポ星人を演じることでこれまでのイメージが一新されるほどのインパクトを放っています。
初登場時はその異様な振る舞いで読者を驚かせるセルポ星人ですが、物語が進むにつれてその知識量と独自の能力で主要キャラクターたちを支える重要な存在に変わっていきます。彼の強さは決して圧倒的なものではありませんが、知識と機転で多くの場面で活躍します。
「ダンダダン」においてセルポ星人は、しばらく登場しない時期がありますが、再登場すると再び物語に大きな影響を与えます。そのため、「この宇宙人は何者だったっけ?」と再確認する必要があるかもしれません。
セルポ六郎は味方か敵か?彼の真の立ち位置を考察
セルポ星人の中でも独自の進化を遂げたセルポ六郎は、独特の存在です。彼はクルの襲撃から生き残った数少ない個体の一人であり、この厳しい体験が彼に自我を与えました。
六郎の追放と新たな生活
自我に目覚めたことで、彼は同族から追放される運命を受け入れます。
追放後の六郎は、一般的な生活を送るためにコンビニでアルバイトを始め、怪異や宇宙人の知識を持たないオカルンやモモたちにとって重要な協力者となります。
指導者としての役割
六郎は、彼の独自の知識と経験を活かして、オカルンたちにとって信頼できるガイド役を務めます。
サンジェルマン伯爵に対する懸念を持つ六郎の行動からも、将来的に彼が味方として大きな役割を果たすことが予見されます。
他のセルポ星人との関係
セルポ星人はクローンとして作られた種族で、そのほとんどが集団意識を共有しています。
六郎のように個別の自我を持つことは彼らにとって異常な状態とされ、これが彼の追放の理由となりました。
この点が、他のセルポ星人と六郎の間に大きな溝を生んでいます。
クローンから自我が芽生える可能性
六郎のケースが示すように、セルポ星人の中でも自我が芽生える可能性はゼロではありません。
この未知の可能性が、物語に新たな展開をもたらすかもしれません。六郎のような例外が他にも現れるか、その動向にも注目が集まります。
セルポ星人の登場と活躍は何話?
ダンダダンにおけるセルポ星人は、異色のキャラクターとしてシリーズを通じて重要な役割を果たしています。彼の物語を3つの主要なエピソードに分けて解説します。
ターボババア編の初登場(第1話~)
物語の幕開けとして、セルポ星人は廃病院でモモの前に初めて登場します。彼は自分たちがクローン技術で増殖している宇宙人であり、個体の進化と繁殖を目指していることを明かします。
初登場から彼の異様な言動が強烈な印象を与えました。
シャコ星人&ネッシーとの合流(第20話~)
セルポはシャコ星人やネッシーと共に再登場し、オカルンたちの学校でリベンジを企てます。
彼の能力は、他者の能力を自身に移植させるもので、今回はターボババアの能力に注目していましたが、再びモモとオカルンの活躍によって敗退します。
クル編の戦い(第72話~)
セルポは突如現れた異星人クルに敗れ、自らのテリトリーを侵されます。この一連の事件では、セルポが地球の防衛線としてモモたちを支え、重要な情報提供者としての役割を果たします。彼の知識と技術が無ければ、地球側はクルに完全に敗北していたでしょう。
このように、セルポ星人はダンダダンの物語の中で独自の位置を占めており、そのキャラクターの深さと物語への影響は計り知れないものがあります。
セルポ星人がかっこいい!魅力的な活躍シーン集
セルポ星人はダンダダンの中で特に印象的なキャラクターの一人です。彼の能力とその使用シーンを振り返りながら、彼の魅力を掘り下げていきます。
セルポ星人の能力紹介
セルポ星人の主な能力はサイコキネシスです。この能力を使って攻撃と防御の両方をこなすことができ、その汎用性の高さが彼の大きな強みです。
脳波を操る技術
セルポ星人は、モモの感情を操るために脳波をコントロールする技術を持っています。この技術によって、彼はモモをムラムラさせようとした際のセリフが特に記憶に残ります。
重力制御技術「六根」
セルポ星人の「六根」とは、壁にクレーターを作るほどの強力な衝撃波を放つ技術です。この技術は仏教用語から名付けられており、彼の感覚が通常を超えていることを象徴しています。
セルポ式測量法
両手でT字を作る独特の構えから、六根を放つための照準を合わせる「セルポ式測量法」。
この技術により、彼はターボババアのような速い敵も正確に捉えることができます。
すごいゾーンの生成
セルポ星人が力を合わせることで生み出される「すごいゾーン」は、超重力の空間を作り出し、敵を完全に動けなくすることが可能です。ただし、セルポ自身もこの空間に入れないというデメリットがあります。
防御技術
攻撃手段である六根を集中させることで、非常に強力な防御壁を形成することができます。この壁はクルの攻撃に耐えるほどの硬度を持っています。
装置と器具
セルポ星人は高性能な装置を多数保有しています。解剖装置、虚空発生装置、栄養ドリンク、通信ケーブルなど、彼の科学技術の高さを示す発明品が多く存在します。
治癒装置とナノスキン
セルポ星人は致命傷からも回復可能な驚異的な治癒装置を持ち、更にナノスキンを使って重傷からも復活する能力を有しています。これらの技術は彼の生存力の高さを示しています。
以上、セルポ星人の多彩な能力と彼が使用する装置を通じて、彼のキャラクターがどれだけ多面的であるかをお伝えしました。彼のこれからの活躍も大いに期待されるところです。